前回のminikubeインストール時にkubectlのバージョンが古かったので、原因を調査し最新バージョンにしました。
ちなみにminikubeインストール記事は以下となります。
kubectlの警告メッセージ
minikube start
時にkubectlのバージョンが古い警告メッセージがありました。
原因調査
1. リンクのコンフリクト解消
試しにkuberctlインストールを再実行しました。
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You can use
brew link kubernetes-cli
to link this version.ログを確認すると、最新バージョンはインストール済みだが、link
が見つからないとのこと。
そこで、ログにあったコマンドを実行しました。
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Linking /usr/local/Cellar/kubernetes-cli/1.19.0…
Error: Could not symlink bin/kubectl
Target /usr/local/bin/kubectl
already exists. You may want to remove it:
rm ‘/usr/local/bin/kubectl’
To force the link and overwrite all conflicting files:
brew link –overwrite kubernetes-cli
To list all files that would be deleted:
brew link –overwrite –dry-run kubernetes-cli
シンボリックリンクでコンフリクトを起こしている様でした。
そこで、--overwrite
オプションで解決するかテストしてみます。
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/usr/local/bin/kubectl -> /Applications/Docker.app/Contents/Resources/bin/kubectl
問題なさそうなので--dry-run
なしで実行します。
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最新バージョンになったか確認します。
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2. kubectl再インストール
シンボリックリンクのコンフリクトを解消したので、minikubeを起動しなおしました。
しかし、minikubeを停止せずにkubectlバージョンアップしたためかkubectl not found
と表示されました。
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✋ ノード “minikube” を停止しています…
🛑 1台のノードが停止しました。
😄 Darwin 10.15.6 上の minikube v1.13.0
✨ プロフィールを元に、 virtualbox ドライバを使用します
👍 コントロールプレーンのノード minikube を minikube 上で起動しています
🔄 既存の virtualbox VM を “minikube” のために再起動しています…
🐳 Docker 19.03.12 で Kubernetes v1.19.0 を準備しています…
🔎 Kubernetes コンポーネントを検証しています…
🌟 有効なアドオン: default-storageclass, storage-provisioner
💡 kubectl not found. If you need it, try: ‘minikube kubectl – get pods -A’
🏄 Done! kubectl is now configured to use “minikube” by default
そこで、試しにkubectlを再インストールしました。
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==> Downloading https://homebrew.bintray.com/bottles/kubernetes-cli-1.19.0.catal
Already downloaded: /Users/inomaso/Library/Caches/Homebrew/downloads/34a9152df5ef41a159c23808db7f1205fc354001a4bb5dc0d4e1716e51b21eb7–kubernetes-cli-1.19.0.catalina.bottle.tar.gz
==> Reinstalling kubernetes-cli
==> Pouring kubernetes-cli-1.19.0.catalina.bottle.tar.gz
==> Caveats
Bash completion has been installed to:
/usr/local/etc/bash_completion.d
zsh completions have been installed to:
/usr/local/share/zsh/site-functions
==> Summary
🍺 /usr/local/Cellar/kubernetes-cli/1.19.0: 231 files, 49MB
念のため、kubectlのバージョンも再度確認しました。
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問題なさそうなので、再度minikubeを起動しなおします。
無事にログからkubectl関連のエラーが無くなりました!!
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✋ ノード “minikube” を停止しています…
🛑 1台のノードが停止しました。
😄 Darwin 10.15.6 上の minikube v1.13.0
✨ プロフィールを元に、 virtualbox ドライバを使用します
👍 コントロールプレーンのノード minikube を minikube 上で起動しています
🔄 既存の virtualbox VM を “minikube” のために再起動しています…
🐳 Docker 19.03.12 で Kubernetes v1.19.0 を準備しています…
🔎 Kubernetes コンポーネントを検証しています…
🌟 有効なアドオン: default-storageclass, storage-provisioner
🏄 Done! kubectl is now configured to use “minikube” by default
まとめ
これでminikubeのセットアップは完全に完了しました。
次回は簡単なアプリケーションを動かしたいと思います。