kubernetesを勉強するにあたり、まずはローカル環境のVM上にシングルノードのクラスタ環境を構築することにしました。
minikubeだと構築が簡単とのことなので、実際に試してみました。
今回は最新バージョンを前提とした、インストール手順となります。
ローカル環境
- macOS Catalina 10.15.6
Minikubeインストール
1. kubectlインストール
kubectlは、Kubernetesクラスターを制御するためのコマンドラインツールです。
Homebrewを使用して簡単にインストールします。
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kubectlのバージョン確認。
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2. VirtualBoxインストール
minikube用のハイパーバイザーをインストールします。
VirtualBoxのVM上でminikubeを動かします。
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インストール中にセキュリティエラーが起きたら、macOSのセキュリティとプライバシーで読み込み許可して、コマンドを再実行してください。
3. minikubeインストール
minikubeは、ローカル環境に仮想的なKubernetesの環境構築するパッケージです。
Homebrewを使用して簡単にインストールします。
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Minikube起動
ハイパーバイザーとMinikube両方のインストール成功していると、Minikubeを起動することができます。minikube start
の--vm-driver
の設定は、今回インストールしたハイパーバイザーであるvirtualbox
を指定してください。
ちなみに初回起動以外は、--vm-driver=virtualbox
は不要です。
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😄 Darwin 10.15.6 上の minikube v1.13.0
✨ 設定を元に、 virtualbox ドライバを使用します
💿 VM ブートイメージをダウンロードしています…
> minikube-v1.13.0.iso.sha256: 65 B / 65 B [————-] 100.00% ? p/s 0s
> minikube-v1.13.0.iso: 173.73 MiB / 173.73 MiB [] 100.00% 2.94 MiB p/s 59s
👍 コントロールプレーンのノード minikube を minikube 上で起動しています
💾 Kubernetes v1.19.0 のダウンロードの準備をしています
> preloaded-images-k8s-v6-v1.19.0-docker-overlay2-amd64.tar.lz4: 486.28 MiB
🔥 virtualbox VM (CPUs=2, Memory=4000MB, Disk=20000MB) を作成しています…
🐳 Docker 19.03.12 で Kubernetes v1.19.0 を準備しています…
🔎 Kubernetes コンポーネントを検証しています…
🌟 有効なアドオン: default-storageclass, storage-provisioner
❗ /usr/local/bin/kubectl is version 1.16.6-beta.0, which may have incompatibilites with Kubernetes 1.19.0.
💡 Want kubectl v1.19.0? Try ‘minikube kubectl – get pods -A’
🏄 Done! kubectl is now configured to use “minikube” by default
ハイパーバイザーでminikubeが動作しているか確認します。
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type: Control Plane
host: Running
kubelet: Running
apiserver: Running
kubeconfig: Configured
クラスタ停止する場合は、以下のコマンドを実行します。
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🛑 1台のノードが停止しました。
課題
実はminikube start
時にkubectlバージョンの警告メッセージが出力されていました。
kubernetesとバージョンが離れると互換性の問題があるとのことなので、次回の記事で対応内容をまとめます。